執筆記

ウィキペディア利用者:逃亡者です。基本的にウィキペディア執筆に関しての日記です。そのうち気まぐれで関係ないことも書くかもしれません。

近況まとめて報告

はてなブログは1か月間放置すると「そろそろ書いてみませんか?」とメールが来るようですね。では、近況をざっと書いてみたいと思います。

 

体調は落ち着き、血圧も正常値になっています。担当の内科の先生いわく、体質的に寒さが良くなかったのだろう……とのことでした。しかし引き続き現在は花粉症に悩まされており、薬とマスクで何とか凌いでいます。

(ですので最近お逢いした皆さん、僕がマスクをしているのは、風邪ではありません)

 

さて1月20日のイベント「『棚から一掴み』してみたら」に合せて全力で加筆した記事「地球の秘密」はめでたく良質な記事に選定していただきました。天国の坪田愛華ちゃんも喜んでいるでしょうか。

後にこの作品にちなんだ施設、斐川環境学習センターを、クリスマスブーツ執筆時に引き続き、S氏に写真をご提供していただきました。

File:Hikawa Kankyo Gakushu Center 20190316.jpg - Wikimedia Commons

まだ何のご恩返しもできていないというのに二度も無理なお願いを快諾していただき、氏にはお礼の言葉もありません。思えば、いつの間にかこうして僕の執筆は、温かな皆様に支えられているのですね。

 

しかしながらこの記事、『地球の秘密』は海外でも高く評価されたのでしたら、海外の文献やニュースを調べれば、海外での評価について相当加筆できると思うのですが、如何せん僕は高校で英語が赤点だったほど外国語はさっぱりですので、その点は悔いが残ります。「Tsubota aika Secret of the earth」でざっくり検索しただけでも相当ヒットするのですが……。

 

さて、2019年度の新規記事第1弾がこちらでした。

ピアソン夫妻 - Wikipedia

アメリカ出身のキリスト教宣教師のご夫妻です。明治後期に来日されて北海道で活動、聖書の編纂、廃娼運動などで活躍されました。

元はといえばTwitter

 と呟いた後、まぼろし博覧会取材中に執筆者仲間N氏たちに「ピアソン夫妻は書きたいんですよね~」と言ってしまい、後には引けなくなったというのが実情です。

こちらも外国語がさっぱりなのが災いした上、キリスト教もさっぱりですので意外に苦戦しました。しかし各種文献をあたればピアソン夫妻最大の功績といえば「廃娼運動」らしいので、キリスト教の布教からは敢えて一歩退き、廃娼運動に重点を置くことで、どうにか仕上げました。

意外にも月間新記事賞を頂いてしまい、現在、良質な記事の選考中です。選考期間は24日までですが、現在は賛成1票。今回は外すでしょうか?
実際のところ月間記事賞をいただきながら良質な記事にならなかった記事は1つや2つではありません。同じく海外ネタではボストン絞殺魔事件などもそうですね。

 

さて3月3日は神奈川県立図書館主宰「ひなまつりWikipedia 女性×かながわ」に参加してまいりました。

www.klnet.pref.kanagawa.jp

神奈川県ゆかりの施設や人物について執筆してみようとのイベントです。僕のホームグラウンドといえる県立図書館ですので、迷わず参加しました。

参加人数は約20人、それを5チームに分け、5つの新規記事の執筆に挑みました。僕の参加チームの担当記事がこちらです。

九重年支子 - Wikipedia

僕のチームは4人で、他のお3方はウィキペディアは「ほぼ初めて」「まったく初めて」でしたので、僕はファシリテーターに専念しました。確かファシリテーター1人はこれが初めてだったでしょうか…… 正直、荷が重いですね。

このイベントで執筆された記事5件のうち3件が、九重氏、川喜多かしこ氏、佐藤美子氏と人物記事ですが、九重氏以外のお2方はイベント時の記事完成時点で顔写真があり(実はイベント開催以前からすでにコモンズに有った)、九重氏のみ無かったことが非常に悔しく思いましたので、後日、国会図書館のデジタル資料から根性で入手しました。

File:Kokonoe Toshiko.jpg - Wikimedia Commons

 

そして先週書き上げたばかり、今年の新規記事第2弾はこちらです。

船山春子 - Wikipedia

小説家の船山馨氏の奥様です。

愛読書『ほっかいどう百年物語』で船山馨氏の生涯を読んだところ、奥様の春子氏に強く惹かれ、そちらを新規で興しました。

船山馨氏が執筆苦からヒロポン中毒に陥り、春子氏はその苦労を夫妻で分け合おうと、自らもヒロポンを常用し、共に中毒に陥ったという凄い夫妻です。僕は人物記事を書くとき、その人物が自分に憑依しているような気がするのですが、中毒の辺りの描写は精神的にキツかったです。

ヒロポンから脱した後も、馨氏は「元ヒロポン中毒」と汚名がつきまとって低迷期が続きますが、春子氏は夫を懸命に支えます。

そしてついに、馨氏が『石狩平野』で大成功。河出書房の社員が船山家に赴き、単行本化を報告します。

馨氏は興奮し「母さん、寿司だ! ビールだ! 何人前でもいいから、とにかく出前だ!」

春子氏は腰を抜かして「私、立てません……」

長らくの苦心から脱して大成功を手にしたときのこの描写の爽快感!

朝ドラ『ゲゲゲの女房』で、水木しげる先生が漫画賞を受賞したときの、奥様の布美枝さん(演:松下奈緒)のセリフが胸に甦りました。

「必ずこういう日が来ると思ってましたけん」

「お父ちゃんはそれだけの努力をしてきたんですけん」

「やっと……来るべき時が来たんですよ!」

このくだりを書き終えた後、昼飯を買いに出ようと自宅ドアを開けたときは一際、空が青く感じました。

 

ちなみに記事中に船山家の墓碑の写真がありますが、これは3月15日に通院で休暇を頂いた際、ついでに東京都中野区まで赴き、自ら撮影しました。

この日は朝一番から鶴見区の病院で高血圧診察→川崎の図書館で調査→川崎の病院で睡眠外来診察→東京都中野区の寺→神奈川県立図書館で調査→横浜市立図書館で調査→薬局で薬を受け取る、という強行軍で、この間の食事は途中のコンビニで買ったゼリー飲料「朝バナナ」のみでした。

 

強化記事1本、新規記事2本、重めの記事が立て続けでしたので、次はそろそろ、軽めのサブカル関連でも書きましょうかね?