執筆記

ウィキペディア利用者:逃亡者です。基本的にウィキペディア執筆に関しての日記です。そのうち気まぐれで関係ないことも書くかもしれません。

9月の新記事

8月はまったく新記事を書きませんでしたので、9月は月間新記事賞にも良質な記事の選考にも頭を悩ますことなく、執筆に専念です。というわけで、以前から書き続けていた記事を投稿しました。

岡上菊栄 - Wikipedia

高知の孤児院「博愛園」の初代園長さんです。あの「坂本龍馬の姪」と呼んだ方がインパクトがありますね(別説あり)。以前、去年のNHKドラマ『西郷どん』放映時に書きたかったと申しましたが、坂本龍馬登場時に書きたかったわけです。

実は人物伝からしばし間が空いて勘が狂ったか、8月に入って筆が進まなくなっておりましたが、8月末の職場での会議中に突如、太平洋戦争中に、岡上菊栄氏が戦火から子供たちを必死に守っている姿が頭に浮かび、どこかからか「子供たちを救え」という声が頭を貫き、岡上菊栄氏が自分に憑依したかのように(考え過ぎ)、一気に書き上げました。

地元の高知に記念碑があるそうですが、さすがに高地には行けませんし、執筆者仲間の繋がりもありません…… 高知といえば離島・沖の島には荒木初子の像があります。いつかは行ってみたいものです。高知まで行き、博愛園を訪ね、船で島にわたり…… 壮大な取材になりそうです。

 

そして遅筆の僕には珍しく、その1週間後にはまた新記事を書き上げました。

税所敦子 - Wikipedia

幕末から明治にかけての歌人・女官さんです。岡上菊栄氏について書くにあたって読んだ本『明治を彩った妻たち』に載っていて興味を持った本です。これほど短期間で書いたのは、「歌人」「女官」「宮中」といったキーワードは不得意ですので、あまり突っ込んだ記述ができなかったために、早く書き終えてしまったのかもしれません。むしろ歌人や宮中での評価や実績のほかに、「婦徳の鑑」とも呼ばれるその生き様が非常に興味深かったので執筆の題材とさせていただきました。

Facebookにも書きましたが、「島津斉彬」「西郷隆盛」「大久保利通」と、『西郷どん』の人物が登場して、思わぬ『西郷どん』繋がりでした。また税所敦子氏と直接関連しているわけではありませんので書きませんでしたが、主参考文献の一つ『楓内侍 明治の歌人税所敦子』には、岡山孤児院の石井十次氏の名が登場しており、この方は岡上菊栄氏が尊敬する人物です。電車の中で本を読みながらこの辺りの繋がりを知ったときは、あやうく多くの乗客の中で驚きの声を上げそうになりました。このように人と人が意外なところで繋がっているので、人物伝を書くのはやめられないのです。

 

次の3連休は予定があって、またウィキペディアから離れなければなりません。それが過ぎれば今月は残すところもう1週間程度、そして10月初めには久々のイベントがありますので、その準備にも取り掛からなければならないので、新記事執筆はその後になりそうです。

しかし9月まだ中旬なのに、今月は電車の事故やら台風やらで、色々振り回されて、正直「えっ、まだ中旬なの?」という気分です……