2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧
北海道胆振東部地震から約3か月が経とうとし、あの地震のニュースが報じられることも、まばらになりました。 「そろそろ時効かな」と思い、自白しましょう。 Facebookでも触れました通り、あの地震の後、郷里の北海道小樽市の家族の無事な姿を見たいがため、…
関根タメヨさんの伝記「北極星に支えられた開拓者」、昨日の最終回にて、堂々(?)の完結です。 「人間って、おもしろい」 人物伝 (2) 北極星に支えられた開拓者・関根タメヨ ⑪(終) 一昨日(最終回前日)は、本業が今までに輪をかけた多忙さで、夕食は夜の帰り道…
(⑩より続く) 日本の経済発展の一方で、利益を求るばかりに過剰に自然が破壊されてゆくことを危惧しつつ、やがてタメヨさんは晩年を迎えていました。 この頃、同年代の近所のご老人たちは、パークゴルフや、連れ立っての旅行を楽しんでいました。 タメヨさん…
(⑨より続く) 高度経済成長を経て、時代は流れていきました。タメヨさんたちの命がけの開墾も、次第に人々の記憶から消え、過去の出来事となっていきました。 1970年代後半頃より、タメヨさんの関心は、観光ブームや開発と言っては破壊される日本の自然、自然…
早朝から多忙と予告しておいたら、予想以上の多忙で、本当に今日は「北極星に支えられた開拓者・関根タメヨ」を休載して良かったと痛感しました。どこぞのプロの連載だと、こんな勝手な連載はできないのでしょうね。 やっと仕事を終え、予約した本が川崎図書…
明日の11月19日(月)は早朝より本業が多忙予定ですので、思い切って本日(18日)は⑧⑨同時掲載とし、19日(月)は休載予定とさせていただきました。 北極星に支えられた開拓者・関根タメヨ ⑧ 北極星に支えられた開拓者・関根タメヨ ⑨ 関根タメヨさんの連載を始めて…
(⑧より続く) ※都合により本日も⑧⑨同時掲載、11月19日(月)は休載予定です タメヨさんの父の忠助さんが急逝した同1952年(昭和27年)。タメヨさんの長女の光子さんが、国鉄職員とお見合いで結婚しました。次いで次女のタツ子さんが結婚。三女のサダ子さんもお見…
(⑦より続く) ※都合により本日も⑧⑨同時掲載、11月19日(月)は休載予定です タメヨさんの長男の正行さんは成績優秀で、学校では高校進学を勧められていました。しかし父の貞三郎(ていざぶろう)さん亡き今、自分が農家の跡取りです。父と死別したときから、自分…
(⑥より続く) タメヨさんの夫の貞三郎(ていざぶろう)さんが、結核で死去した後のこと。次女のタツ子さん、長男の正行さんも、父からの感染により結核に罹患しました。正行さんは軽症で済みましたが、タツ子さんは重症でした。 タメヨさんは夫の最期を思い出し…
(⑤より続く) ※都合により本日は⑤⑥同時掲載です タメヨさんの夫の貞三郎(ていざぶろう)さんは、婿養子の立場上、関根家では常に遠慮して振る舞いました。ビールが大好物でしたが、結婚後は決して飲みませんでした。そんな貞三郎さんのために、タメヨさんが内…
(④より続く) ※都合により本日は⑤⑥同時掲載です 1941年(昭和16年)。時代は太平洋戦争へ突入しました。タメヨさんたち関根家は、軍用機の飛行場の拡張のために、立ち退きを命じられました。 「嫌だ! ずっと苦労して、やっとここまで切り拓いてきたんだ! この土…
(③より続く) 1925年(大正15年)11月、タメヨさんは22歳のとき、隣村の入植者である垂石(たるいし)家の同い年の男性、貞三郎(ていざぶろう)さんとお見合いしました。 貞三郎さんの家は、貧乏の上に大家族で、貞三郎さんは8人兄弟の4番目です。「貞三郎を分家さ…
(②より続く) 大正デモクラシーの高まる時代。タメヨさんは勉強好きが高じて、平塚らいてう、市川房枝といった女性活動家たちの著書をむさぼり読みました。家に来客が来ても、本を手放さず、ろくに話を聞かない始末でした。 婦人問題に関する雑誌が、次々に発…
関根タメヨさんの人物伝が長引きそうな上、いつものごとく本業が超多忙ですので、力尽きる前に一息入れます。 最初はざっくりと 「1回じゃ書ききれないな。前編・後編かな」 「いや上・中・下かな」 と思いきや、書いてゆく内にどんどん長引き、たぶん全11回…
(①より続く) 北海道の奥地、蒼瑁(そうまい)村での開拓生活が始まりました。両親が林を切り開いて畑を開拓し、農作物を育てる一方、タメヨさんは家の掃除、家畜の世話、薪運び、水汲みに汗を流しました。 せっかくの作物をシカやキタキツネに食い荒らされたり…
前回の富田ユキさんは思いがけず、「特筆性があるのでは」と言われました。ウィキペディアで書くことを躊躇する理由は、Google検索での検索数の少なさもさることながら、参考文献に挙げた2冊の内、『わたしのラベンダー物語』が、ユキさんの長男・富田忠雄氏…
ウィキペディアには「 独立記事作成の目安」というガイドラインがあります。簡単にいえば、書く対象が「百科事典に載せるに値するかどうか」です。人物でいえば、野口英世、福澤諭吉ら、紙幣になったほどの偉人は、文句なしに百科事典掲載対象でしょう。逆に…
最初、さるSF映画のタイトルの洒落で「未知との遭遇」のタイトルで書き始めましたが、呼び捨てはあんまりと思い、変更しました。修正前をご覧になった皆様、どうかお忘れください(^^; 【田中未知さんとお話をした】 - RaccoWikipedia’s blog ↑こちらのブログ…
NHK朝ドラ『ゲゲゲの女房』で、主人公・水木しげるの貧乏時代を「先の見えない泥沼のような状態」と表現する台詞がありました。最近の僕の仕事ぶりは泥沼というより底なし沼に思えます。先日、雑誌の編集者の方とお逢いし、本職が会社員であること、ウィキペ…
「なぜ『逃亡者』という名前?」と何度か聞かれますので、この場を借りまして。 以前、ウィキペディアではありませんが、ネットでぽちぽちと書き込み、名前を書くとき。下の名前のローマ字入力を、キータイプし損ないました。 「t・o・b・o・h」 そのとき小樽…